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自己紹介:
昔は錬金術師を志していたが、現在は吟遊詩人を夢見ている。
最近は『思考するハムスター』『黒髪ロングの狸』等々好き勝手に呼ばれております。
Blong Pet
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著作権のご指摘があったとき、映画のパンフ写メってんかも・・とか思ったんで、これから映画感想はこちらですることにしますv

最近見た映画。

「Blood diamond」

(ここから先はストーリーに関する話になりますので、まだ劇場で見るんだから言わない!とか思う人は読まないで下さい。読んだ後の苦情は受け付けません。)










叫ばせて下さい。


デュカプリオーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

なにこの渋いいい男は!あれがあの美少年!?
ニヤリと上げる口角の皺さえかっこいいじゃないの!
ああもう!太陽と月に背いてを見た時はその真っ白で若々しいお尻に釘付けになったものだけど、あれがこう成長するっわけね!?
やばい、輝いてるわレオ様!

と冷静になって・・・。深呼吸。

話はとてもシリアスな話でした。
アフリカは飢餓で喘いでいる。
そう最初に知ったのは、私が小学生の頃。
身内が殺しあうよな凄惨な状態で孤児になる子ども。
食料飢饉、ニュースで流れる映像。
それらを見て、初めて何も私は出来ないんだと頭を抱えました。
大人に疑問を投げかける。
「何か出来る事はないの?」
「まず、目の前のご飯をちゃんと食べる事。」
知る、という行為はこの日本では容易い程、繁雑に情報は入ってきます。
でも知るだけでは何も変わらない。
そこから何かアクションを起こさなければ。
想像できますか?目の前で食べ物の為に争って人が死ぬ。
一方は飢えて、泥水の中顔を埋めて動かない。
一方は足を組み、葉巻を咥えて札束を数える。
想像・・・・それしかできない。
なぜなら本当の意味で飢えた事が私はないからです。
苦しい、悩み、それがまるで生死に直結するようなものを味わっているのだと、そんな事は傲慢だと断罪されても仕方ない事で今でもうじうじ悩んでいます。
強烈な無力感。
この映画でまず感じた事はそれです。

シオラレオネ共和国、1990年代後半。
アフリカの貧困地域で不法に採取されたダイアモンドを反政府軍が密売し、武器を得る事により、内乱が長期化していた頃の話。

物語は幸せな家族から始まる。
ソロモンという一人の夫であり父親である男は将来医者になるという希望をもった息子が、家族がとても愛しい。
ある日、いつも通りの筈だった日常で、突如としてやってきた反政府軍が、村を焼き、人を狩り、殺した。
村の外に息子とともにいたソロモンは必死で走り妻を娘を守る為に、燃え盛る村へと走る。
人を人とも思わない、まるでそう、インゲンの筋をとるように、容易く銃を構えて人を殺すその兵士達の横顔は幼く、女性子ども関係無くその攻撃から戸惑い、嘆き逃げる最中ソロモンは捕まり、そして労働力としてとある場所へとつれて行かれる。
それは秘密のダイアモンド採掘場。

この国でダイアの輸出は禁止されているが、法の目を掻い潜り、ダイヤを発掘してはそれを売り、武器を購入する為の資金源だ。

ダイヤを労働者が隠し持つのは即ち死を意味する。
処刑される同僚の姿を見ながらソロモンは・・・・とても希少価値の高い、しかもおおきいピンクダイヤを発見し、それを隠して逃げようとした時に、後からかかる声。
全てが終わるのかと思われた時、政府軍の攻撃が始まった。
運がいいのか悪いのか、ソロモンはダイヤを隠して、そして牢へと連行されていく。

これが全ての始まり。

ダイヤモンドを売りたい者。
買う者はダイヤの価格を下げたくないが故に、ダイヤを買い占めて、一定の量しか流さないようにする。
そしてそれに繋がる武器の商人とダイヤの密売人。
・・・・・・・・真実を追うジャーナリスト。

三人が求めるものはそれぞれだが、中心にあるのはダイアモンド。

ソロモンの息子は逃走途中で連れ去られ、少年兵となり、人を殺す。
まだ幼い、勉強が出来る、賢い、でも甘えたがりの優しい少年の手が引き金をひく。

それはなんという・・・なんという事なのだろう?
人の命の価値は平等です。
それは確かにそうかもしれない。
でもこんなにも簡単に殺される土地ではきっと・・・もしかしたら低く見られているのかもしれない。

私達が購入するダイアモンドの為に、人が殺されているのです。
利益という化け物の力によって。
それだけではないでしょう、色々な問題が関わっているのでしょう。
でもそれは。それだけは事実なのです。

一杯の水も満足に飲めず、不衛生な難民キャンプで子どもも飢えているのが・・・現状なのでしょう。
ジャーナリストはその状態を少しでも無くす為に真実を追い、この現状を大衆に知らせる事を決意して、真実を握る為にダニー(ダイヤモンドの密売人、デュカプリオ)に近付く。



とても残虐なシーンが多い。
反政府軍が実際に子どもの腕を切るなどの残虐行為を行っていたそうで、しかもそれをしていたのが、攫われた村の子どもだったり・・・

こういう紛争地域で出たダイヤを紛争ダイヤ(Blood diamond)というそうです。
当時市場の4%あったこの紛争ダイヤは現在では1%に減っているそうですが・・・・

つまりはまだBlood diamondの映画のような事があっているという事なのでしょう・・・・

その事を知って・・・どうしようもなく凹みました。
そして、何が出来るかを考えています。

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