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昔は錬金術師を志していたが、現在は吟遊詩人を夢見ている。
最近は『思考するハムスター』『黒髪ロングの狸』等々好き勝手に呼ばれております。
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空海がもたらした、寺院における衆道ですが、よく考えますとね、地獄の中に同姓同士が交わるとおちる地獄があるのですよ。
あれ、と思いませぬか。
キリスト教(ここではカトリック、プロテスタント等々わけずに統一名称でいきます)では同性愛は地獄に落ちる、と言われているのは有名ですね。
ゆえに、戦国時代に日本に来た宣教師達が驚いてその旨を書簡に記載しているのですが

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仏教では男性同士(女性は含むのか?書物によって記載が違うのでひとまずこのようにしておきましょう)、衆合地獄の多苦悩処ちう小地獄におちるといいます。因みに子どもを相手に交わっても悪見処におちるといいます。
この衆合地獄は上から三番目にあり、殺生盗み邪淫等の罪を犯したものがおちるものであり、一般的なイメージにある、牛頭馬頭が針山をバックに罪人を追い掛け回しているあの地獄です。
(衆合地獄の中で上記で述べたように様々な種類があって、例えば女性の口を使って淫らな行為に及んだ者、女性の肛門を使い性交をしたもの、動物を相手に性交したもの、己の妻以外と性交したもの、盗み殺し邪行をしたもの、姉妹を相手に性交したもの、出家をしてもいないのに出家したと偽り女性や身の回りの品々にこだわる者等々がおちるそうです。さて罪を犯していないものがどれほどにいるものやら)
古代から書物にも記載されている男性同士(女性同士もあったらしいのですが、記載がほとんど無いので調べようがない)の、しかも平安時代から江戸時代まであった衆道、稚児ですが、寺院で戒律を守らねばならぬ僧侶達が確実に二つの罪を犯しているわけです。
一つ、男性同士の性交 二つ、大人が子どもと行う性交
これはいかなることでしょうか。
戦国時代の武士達は、戦場に立つ=罪を犯している という意識があり、それを覚悟して戦っていたそうです。

この矛盾かいかなることか。

しかし、一般的に定められた戒律というは歪められ時代を経て変わってゆくもの。仏教伝来から幾年か、僧侶の数も増え、授戒制度が機能していたとはいえども、それを僧侶(官僧)が守っているとも限りませぬ。
破戒僧、とよばれる僧兵がその際たるものではあるまいか。
そもそも、平安末期、官僧というわれる・・・・わかりやすくいえば国家に認定された僧、という事になります。勿論兵役等は免除。
一般的に知られている稚児がいるような平安末期の僧はこの官僧になります。
ですが、制約もあり、汚れの忌避が義務付けられています。衣食住は保証されていても、死に行く人に近づけないのです。同座すら許されていませんでしたからねえ。(平安時代の話です)
さて、では鴨長明の書く方丈記にかかれている、飢饉の餓死、病死の都の民を数えていった僧とは何者でしょうか。
それは、国家に認知されず、いわゆる出家証明書を持っていない、ひじり、や在家といった人達です、僧尼令に認められてはおらず、無論特権なぞあろうはずもない、多くの名も無き僧が無縁仏を回収し、道を整え、薬を施すなぞしていたわけですね。
そのような方々に稚児なぞいようはずもなく、つまりは稚児は官僧の世界にあったものというわけで。
一応中世初期に10歳以下の者は入ってはならぬという掟もあったようですし。身分のある方が寺に入る場合は身の回りの世話もかねて童子を供にしていたそうですし。
つまりは稚児は文化である、と思うわけです、私は。
単純に、地獄におちるぞ、と言われていたものでも、人間ゆえに性欲はあるわけで、女犯も男犯も罪なわけです。
ですが、俗世というのは家庭がある、女性がいて子がいて。
その交わりを絶つ。だが欲はある
(まあだんだんと僧が妻を持つのも黙認されていきますが)お供の少年はかわいらしい。
それはまあ手が出ますね。という感じでいったのではなかという浅はかな推察で御座います。寺と武士は切っても切れぬ、ゆえに稚児のような制度が武家社会に浸透していくのも道理。
(・・・平安時代の公家も相当なものでしたが、武士の衆道とは少し違うと思うのです。)
つまりは黙認の黙認というわけですね。
うーん単純なのか複雑なのか、いまいちわかりかねます、
まあ、今戦国時代ものを書いていますからそこらへんねっちょりと書こうかと調べてましたら出てきた疑問をつらつらなんとはなしに綴っておりますれば。
あー退屈でしたね、すみません。
とりあえず推察ご意見大歓迎ですのでv

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