鬱々としています。
こう、いつも燃え滾る気持ちでいっぱいでいたいのだけれど、人なのですからそうは参りません。
こんな時、思考は散逸し、ろくなものはつくれませなんだ。
どうして私はいつもこうヘタクソなんだろう。
つくる事、も伝える事も。
下手すぎて涙が出てしまいそうです。
どこか胸の奥に溜まった汚泥に嫌気がさし、突然己の醜さに全部を捨ててしまいたくなってしまいます。
小さな事が気になって、気になって仕方なくなる。
先日母に指摘された二重顎が気になってたまらなくて、いっそ切り取ってやろうかと思う。膿んだ背中は焼いてしまえばいいと思う。
ろくな声が出ない喉は串刺しにして、文字を辿れない脳みそはムースになればいい。
大切な物から捨てていって、そして途方にくれて生きているのが嫌になるんだわ、私。
こんな状態で仕事に行って笑って笑って引き攣りながら笑って、段々タールに塗れた哀しそうな野鳥みたいになっていくのでしょうね。
とても哀しい。
こんなにも愛情に似た憎悪に塗れ汚泥に沈んだ存在を私は私以外に知らない。
唯一の救いは友人です。
友人は月夜の冷酒、失恋した後のワイン、孤独に耽りたい時のウィスキーです。
その手が無ければ花瓶に置かれて萎れたまま消えるカラーのような人生を送るのでしょう。
ひとまず、今日だけは一杯の慰めを頂戴するとしましょうか。